このページでは、現金化の仕組みや必要書類、ローン審査を含めて、手形貸付にはどんなメリットとデメリットがあるのかについて説明します。
借入用に振り出した自社の手形を金融機関に差し入れて融資を受けるのが、手形貸付です。
短期資金用途で利用するのが一般的で、運転資金や社員への賞与などに使われ、設備資金のような長期返済の用途にはあまり使われません。
必要な書類は以下のようなものが一般的ですが、赤字決済の場合は、他にも書類が必要なこともあります。
手形貸付は比較的融資までの時間が短いのですが、審査書類や審査基準は業者によって異なるので、急な入り用のためにも早めに相談しておくといいでしょう。
手形貸付の返済は、銀行の場合、半年から1年以内です。
ノンバンクの場合は、最長3年の返済期間を設定しているケースもありますが、一般的な使い方としては短期資金に利用されることが多いでしょう。期日がきたら同額で借り換えすることも可能なので、万一の場合にも対応できる点が特長です。
中小企業では、運転資金のつなぎ資金として手形貸付を利用することは珍しくありません。
ある程度ビジネスが回っているけれども、取引先からの入金と仕入のタイミングがずれて現金が必要になったというような場合は、手形貸付を上手に使うのもひとつの有効手段といえるでしょう。
比較的簡単に融資が受けられて繰り返し使える点が手形貸付のメリットですが、短期返済が基本なので、資金繰りが悪化すると返済期間までの余裕が少ない点がリスクになります。憶えておいてください。
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